体重100キロは才能がある。それに甘えた私がリバウンドした話
「才能あるわ〜俺」
体重が100キロあった頃の私は、よくそう言って笑っていました。ジョッキ片手に、締めのラーメンをすすりながら。あれだけ食べて動かなくてもまだ食える自分を、どこかで誇っていたと思います。
今の私(87.3キロ、まだ道の途中)が、あの頃の自分に言いたいことがあります。「体重100キロは、たしかに才能かもしれない。でも、それに甘えるとリバウンドするぞ」と。
この記事では、きれいごとは書きません。私が108キロまで増やした食べ方を正直にさらしたうえで、その「才能」をどう扱えば痩せる側に回せるのか、私の失敗と今の話をそのまま書いていきます。
目次
そもそも「体重100キロは才能がある」ってどういう意味?
ネットでこの言葉を見かけるとき、だいたい次のような意味で使われているように思います。
- これだけ食べられる胃袋がある……普通の人が音を上げる量を、平気で完食できる
- 太れる体質を持っている……世の中には、食べても太れずに悩んでいる人もいる
- 100キロまで到達した行動力がある……そこまで続けられたのも、ある種のパワー
半分は自虐、半分は本音。私自身、この言葉に救われていた時期があります。「才能」ということにしておけば、太っている今の自分を責めなくて済むからです。
ただ、これはあくまでネットでそう言われることがある、という話。ここから先は、私自身の実体験として書いていきます。
私が体重108キロまで増やした”食べ方”を正直に書く
まず、才能の正体を見てもらいます。私が一番太っていた頃、どういう食べ方をしていたか。振り返ると、こんな習慣が当たり前になっていたように思います。
- 朝は食べないくせに、昼はガッツリ定食+大盛りが基本だった
- 15時頃に「小腹がすいた」でコンビニのパンや揚げ物を足していた
- 夜は一番の楽しみで、揚げ物・炭水化物・アルコールをフルコースで並べていた
- 飲んだあとは、ほぼ毎回ラーメンで締めていた
- お腹いっぱいでも「もったいない」で完食する癖があった
- 食べるスピードが速く、満腹を感じる前に量が入っていた
今こうして並べると、たしかにこれは誰にでもできる食べ方ではないのかもしれません。量もスピードも、我ながらよく入っていたと思います。
ここで大事なのは、「これが悪い」と責めたいわけではない、ということです。私はこの食べ方が長く習慣になっていて、それが積み重なった結果として108キロになった。振り返ると、そういうことだったんだろうと思っています。

たしかに、100キロまで太れたのも一種の才能だと思う
ここまで書いておいてなんですが、私は「太れるのも才能」という言葉を、頭ごなしに否定する気はありません。
実際、あれだけの量を毎日食べ続けられたのは、それができる胃袋と食欲があったからです。世の中には、食が細くて体重を増やしたくても増やせない人もいます。私はその点、ポテンシャルだけは有り余っていたわけです。
問題は、その才能をどっちの方向に使うか。私はしばらく、この才能を「太る方向」にしか使っていませんでした。
でも「才能」に甘えて、私はリバウンドした
一度、私はダイエットに成功しています。108キロから85キロまで、20キロ以上落としました。
やり方は、宅配弁当を軸に、自炊を組み合わせる形。夜は量とバランスが決まっている宅配弁当に置き換えて、自炊できる日は鶏むね肉や野菜を中心にする。ストイックにやりきって、ちゃんと結果が出ました。ここまでは良かったんです。
問題はそのあと。「これだけ落とせたんだから、才能あるわ俺」と、また調子に乗りました。ゴールした気になって、宅配弁当も自炊もやめて、昔の食べ方に少しずつ戻していったんです。
結果、じわじわ増えて95キロまで戻りました。鏡を見て、なんとなく身体が重く感じる日が増えて、階段でまた息が上がるようになって。「せっかく落としたのに」と、あのときは本当に情けなかったです。
私が学んだのは、「才能がある」で自分を持ち上げて満足すると、その満足で足が止まるということでした。自虐でも自慢でも、才能という言葉でフタをして終わりにすると、私の場合は戻ってしまいました。
あなたの100キロはどっち?落としやすい100キロ・手強い100キロ
ここで、私の経験から一つ提案があります。ひとことで「100キロ」と言っても、中身はけっこう違うと感じています。自分がどっち寄りか、軽くチェックしてみてください。
落としやすい100キロの傾向(私の実感)
- ここ1〜2年で一気に増えた自覚がある
- もともとよく食べる方で、食欲そのものはある
- 運動が嫌いというより、単にやる機会がなかっただけ
- 朝や顔まわりのむくみを感じることがある
手強い100キロの傾向(時間がかかりやすい)
- 10年以上、ほぼずっと大きめの体型できている
- 食べる量は普通なのに増えていった感覚がある
- 過去に何度も落としては戻すを繰り返している
私は完全に前者、「食べる才能がありすぎて一気に増えたタイプ」でした。このタイプは、食べ方を変えたときの反応が出やすい、というのが正直な実感です。あくまで私の場合は、ですが。
どちらのタイプでも、落とせないという話ではありません。手強いと感じる場合は、短期で結果を求めず、長く続く形を先に作る方が、私の周りを見ていてもうまくいっているように思います。
体重100キロの”才能”は、痩せる才能に変えられる
ここが、この記事で一番伝えたいところです。
100キロある人が持っている「よく食べられる」「一気に体重が動く」という性質は、増やす方向だけでなく、落とす方向にも大きく働くと、私は身をもって感じています。
実際、私が二度目に落とし始めたときも、最初の1ヶ月の体重の動きは大きめでした。もともと量を食べていた分、食べ方を整えると、そのギャップがそのまま数字に出やすい局面があったんです。この「変化を実感できる感覚」は、続けるうえで本当に大きな支えになりました。
才能を否定する必要はありません。ただ、寝かせておくのはもったいない。向きを変えるだけでいい、という話です。
増やした食べ方を、痩せる食べ方に置き換えた話(宅配弁当×自炊)
では、二度目の私が何を変えたか。落とし方そのものは、一度目と大きくは変えていません。宅配弁当を軸に、自炊を組み合わせる。この形で一度85キロまで落とせているので、やり方自体は間違っていなかったと思っています。
変えたのは、たった一つ。「痩せたら終わり」にするのをやめたんです。
一度目の敗因は、方法ではなく続け方でした。ゴールした気になって、宅配弁当も自炊も全部やめて、昔のフルコースに戻した。あれだけ落ちたんだから少しくらい大丈夫だろう、という油断です。最初に書いた「108キロまで増やした食べ方」に、まっすぐ引き戻されました。
だから二度目は、目標体重に近づいても、宅配弁当を生活から完全には抜かないことにしました。毎食きっちりやるわけではありません。自炊できる日は自炊、疲れて作れない日や食べすぎそうな日は宅配弁当、という緩い併用を、痩せたあとも「ずっとの習慣」として残す形です。
私が主に使っていたのはNoshで、糖質や塩分の基準が決まっているので、自分で計算しなくても勝手に整うのが、意志の弱い私には合っていました。ハンバーグ系が一番美味しくて、これなら日常に置いておけると思えたのが大きかったです。
ただ、一社だけだと私は途中で飽きました。飽きると、また昔の食べ方が恋しくなる。そこで今は、何社かをローテーションして飽きないようにすることで、「やめない」を無理なく続けています。これが、二度目の私が見つけた一番の違いです。
私が実際に食べ続けてどうなったかは、こちらに詳しく書いています。
宅配弁当と自炊、どう組み合わせるか迷う人はこちらも参考にどうぞ。
飽きずに続けるためのローテーションのやり方は、こちらにまとめています。
結局のところ、痩せる食べ方も「仕組み」でした。才能で気合いを入れるのではなく、才能が暴走しない仕組みを、痩せたあとも置きっぱなしにしておく。これが二度目の私のやり方です。
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向いている人・向いていない人
宅配弁当で才能を活かせるタイプ
- 自炊を続けようとして、過去に挫折した経験がある
- 夜の食べすぎ・完食癖を、自分の意志だけで直すのが難しいと感じる
- まず「続く形」を作りたい、短期の無理はしたくない
宅配弁当より自炊が向いていそうなタイプ
- 料理が好きで、自炊そのものが苦にならない
- 食費を1食あたりで極限まで抑えたい
- 量をしっかり食べたい気持ちが強い(宅配弁当は量が少なめに感じることがある)
私は完全に前者だったので宅配弁当が合いましたが、自炊が好きな人にはそちらを止める理由はありません。自分に続く方を選ぶのが一番だと思います。
Q&A
太れるのも才能って、ただの甘えでは?
甘えと言われれば、そうかもしれません。でも私は、自分を責めても一度も痩せませんでした。むしろ「才能がある」と一度受け止めたうえで、その向きを変えると考えた方が、私の場合は前に進めました。責めるより、活かす方向で考える方がラクだと思っています。
100キロから痩せるのは、もう無理ですか?
私自身が108キロから一度85キロまで落とし、リバウンドしても今また落としている最中なので、無理だとは思っていません。ただ「一気に頑張ってゴール」ではなく、「続く形を先に作る」方が、私の経験上は戻りにくいと感じています。
結局、食べる才能がない人はどうすれば?
才能があるかどうかは、正直そこまで気にしなくていいと思います。私が伝えたいのは「今の食べ方を、続けられる形に置き換える」という一点だけです。才能の有無に関係なく、そこは同じように取り組めます。
まとめ
「体重100キロは才能がある」。私はこの言葉を、否定はしません。あれだけ食べられたのは、たしかに私の性質でした。
ただ、才能という言葉に甘えて満足した結果、私は一度リバウンドしました。だから今は、こう考えています。才能は否定しない。でも、寝かせない。
増やす方向に使っていた「よく食べられる才能」は、食べ方を置き換えれば、そのまま落とす方向にも大きく働く。気合いではなく、才能が暴走しない仕組みを先に置き、痩せたあとも寝かせない。これが、二度の失敗と現在進行形の私がたどり着いた答えです。
あなたの100キロも、きっと使い道のある才能です。向きを変えるところから、一緒に始めましょう。
何から手をつければいいか迷ったら、私が実際に試した宅配弁当のランキングをまとめてあります。